2次元データを手早くコンタリングしたいというときには,
サブルーチンUDCNTR
1 つを呼ぶだけでよい.
UDCNTR
は等高線図を描くだけで,
枠を描いたりはしてくれないから,
この例ではまず, 正規化変換を設定し
(GRSWND
, GRSVPT
, GRSTRN
, GRSTRF
),
USPACKの中のルーチンUSDAXS
を使っておまかせの座標軸を描画したのちに,
UDCNTR
を呼んで等高線図を描いている.
UDCNTR
の引数は, 最初が作画しようとする場を与える2次元配列,
2番目が
実際に宣言した配列の第1次元寸法,
3, 4番目がそれぞれ, 作画に使う配列の
第1次元および第2次元寸法である.
この例のように, 宣言した配列をフルに用いて作画するときは,
2番目と3番目の引数は同じになる.
第1次元目の寸法について, なぜこのように2つの引数を指定する必要があるの
かはu2df03.fの例で明らかになる.
UWPACK によって,
格子点座標に関する情報を設定していないときは,
現在設定されているウインドウいっぱいに
等間隔の格子点を設定してコンタリングをおこなう.
つまり, 座標軸の目盛に関係なく, たとえばこの例では,
P(1,1)
が左下隅, P(NX,NY)
が右上隅にくるような
等間隔の格子点座標が設定される.
ハッチングやベクトル場の表示に関する
UETONE
, UGVECT
についても,
UWPACKを用いていないときは同様にして格子点座標の設定が
おこなわれる.
また, UDCNTR
だけを呼ぶ, このいちばん簡単な使用例では,
コンターレベルも自動的に決定される.
さらに図の下には, そのコンター間隔が表示される.