9.2.8 UEpGET/UEpSET(UEpSTX)

1.
機能
UEPACKサブルーチンパッケージで使用する内部変数を参照/変更する. (UEpSTXは実行時オプションによる変更を許す. )
2.
呼び出し方法
CALL UEpGET(CP,IPARA)
CALL UEpSET(CP,IPARA)
CALL UEpSTX(CP,IPARA)
3.
パラメーターの説明
 
CP (C*8) 内部変数の名前.
IPARA (I,R,L) 内部変数の値.



以下にCPとして指定できる名前のリストを記す.

'LTONE' (L) ぬりわけるトーンレベルをユーザーが指定しなかったとき,UEGTLBを使ってトーンレベルとトーンパターンを生成するかどうかを指定する..TRUE.ならUEGTLBをつかう;.FALSE.なら'RLEV'(下記)以下をぬるような設定をする(初期値は.FALSE.).
'RLEV' (R) 'LTONE'.FALSE.のとき, ぬりわける領域の境界値(初期値は0.0).ここで指定した値以下の領域をぬる.
'IPAT' (I) 'LTONE'.FALSE.のとき, 内部変数'RLEV'以下の領域をぬるトーンパターン(初期値は1201:右上がりの斜線).
'ICOLOR1' (I) 'LTONE'.TRUE.のとき用いる色番号の下限値(初期値は15).
'ICOLOR2' (I) 'LTONE'.TRUE.のとき用いる色番号の上限値(初期値は94).
'ITPAT' (I) 'LTONE'.TRUE.のとき用いるパターン番号(初期値は999, べた塗り).

4.
備考
(a)
内部変数を管理するための下請けルーチンとして 以下のものがある.
UEPQNP(NCP) 内部変数の総数 NCPを求める.
UEPQID(CP,IDX) 内部変数 CPの位置 IDXを求める.
UEPQCP(IDX,CP) IDXの位置にある内部変数の名前 CPを参照する.
UEPQVL(IDX,IPARA) IDXの位置にある内部変数の値 IPARAを参照する.
UEPSVL(IDX,IPARA) IDXの位置にある内部変数の値 IPARAを変更する.
(b)
UEpGETは上に述べたUEPQIDを呼んで 内部変数の位置を求め, UEPQVLによって値を参照する; UEpSETUEPQIDを呼んで内部変数の位置を求め, UEPSVLによって値を設定する. したがって指定した内部変数名が見つからないとき, エラーメッセージはUEPQIDが出力する.
(c)
上記内部変数のほかに, UDGCLA, UDGCLBとアルゴリズムの同一性を保つために, UDPACK で用いられる内部変数'NLEV', 'ICYCLE'と同じものが, UEPACK でも用意されている. UDPACK でこれらの値を変えたときは, UEPACK でも変更してやらなければならない.
(d)
ITYPEとしては適切な型の定数または変数を指定すること.