DchapterCSGI : DCL フォントテーブルからの文字取得ルーチン

関数の説明 : DCL文字関数

GRPH1で用いる文字コードの取り扱いに関する関数群.

GRPH1では,フォントテーブル ([here],[here]節)を 見ると分かるように,普通のASCII文字ばかりでなく,ギリシャ文字や特殊な 記号も使用できる. テキストプリミティブで文字列を指定するには, キーボードにある文字はそのまま文字列として書き込めばよい. キーボードにない文字, あるいはキーボードにあっても正しく表現されない文字は, 関数副プログラムCSGIの引数として フォントテーブルに示してある番号 (以下ではDCL文字番号という)を与えることによって指定する.

この文字関数CSGIはASCIIコードを使用する計算機システムでは FORTRANのCHAR関数と同値である. しかし,たとえばEBCDICコードを使用する計算機システムでは CHAR関数で正しい文字が得られない. どのようなコード系を使用していても一意に文字を指定するための 関数がCSGIである. なおこの逆関数として,ある文字のDCL文字番号を返す ISGCがある.

CSGIの使用例としては,たとえば,

cosαx
と書きたいとき
CHARACTER CSGI*1
と宣言した上で
'cos'//CSGI(152)//'x'
のように文字列を生成してテキストプリミティブにわたせばよい.

なおここに記されている関数群はシステムに依存しているので, ソースコードはsgpackの下にはなくcsgiという 独立したディレクトリに収められている.

CSGI

  1. 機能
    DCL文字番号に対応する文字を返す.
  2. 呼び出し方法
    CSGI(IC)
  3. パラメーターの説明
                                                                       
      IC     (I)     与えるDCL文字番号.                               
                     0から255の整数値で指定する.                      
                                                                       
      CSGI   (C*1)   DCL文字番号に対応する文字.                        
                                                                       
    
  4. 備考
    1. この関数を用いるためには
      CHARACTER CSGI*1
      と宣言してなければならない.
    2. ASCIIコード系においてCSGICHARと同値である.

ISGC

  1. 機能
    文字に対応するDCL文字番号を返す.
  2. 呼び出し方法
    ISGC(CH)
  3. パラメーターの説明
                                                  
      CH     (C*1)   与えるの文字(文字長は1).    
                                                  
      ISGC   (I)     文字に対応するDCL文字番号.  
                                                  
    
  4. 備考
    1. ASCIIコード系においてISGCICHARと同値である.


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Latex Source


地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:05:39 EDT 1995