サブルーチンのリスト

                                                                       
  ULXLOG(CSIDE,NLBL,NTICKS)   対数座標軸を描く.                       
                                                                       
  ULYLOG(CSIDE,NLBL,NTICKS)                                            
                                                                       
  ULXSFM(CFMT)                フォーマットを設定する.                 
                                                                       
  ULYSFM(CFMT)                                                         
                                                                       
  ULSXBL(BL,NBL)              ラベルを描く位置を指定する.             
                                                                       
  ULSYBL(BL,NBL)                                                       
                                                                       
  ULpGET(CP,IPARA)            内部変数を参照する.                     
                                                                       
  ULpSET(CP,IPARA)            内部変数を設定する.                     
                                                                       
  ULpSTX(CP,IPARA)            内部変数を設定する.                     
                              (実行時オプションによる変更を許す).    
                                                                       

サブルーチンの説明

ULXLOG/ULYLOG

  1. 機能
    対数座標軸を描く.
  2. 呼び出し方法
    CALL ULXLOG(CSIDE,NLBL,NTICKS)
    CALL ULYLOG(CSIDE,NLBL,NTICKS)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      CSIDE    (C*1)   座標軸を描く場所を指定する (                         
                       [here] 節参照).                                     
                                                                            
      NLBL     (I)     1桁の範囲に描くラベルの数.                          
                       1から4までの整数値を指定する.                       
                                                                            
                       1: 10^nのみにラベルを描く.                          
                                                                            
                       2: 10^nと2^nにラベルを描く.                         
                                                                            
                       3: 10^n, 2^nと5^nに ラベルを描く.                   
                                                                            
                       4: ユーザーが指定した場所にラベルを描く.            
                                                                            
      NTICKS   (I)     1桁の範囲に描く目盛の数.                            
                       1≦NTICKS≦9の範囲で指定する.                       
                       9より小さな値を指定した場合には,                    
                       目盛間隔の狭いところから省かれる.                   
                                                                            
    
  4. 備考
    1. ULXLOG/ULYLOGはそれぞれ UXPAXS/UYPAXS (ISLCT=2)で軸を描いている; UXPTMK/UYPTMK (ISLCT=1)で10^n以外の小さめの 目盛を描いている; UXPTMK/UYPTMK (ISLCT=2)で10^nの大きめの 目盛を描いている; UXPLBL/UYPLBL (ISLCT=1)でラベルを描いている. したがって,これら座標軸の構成要素の属性は, UZpGET/UZpSETによって参照/変更することができる. くわしくは第[here]章を参照のこと.
    2. このルーチンは小さめの目盛を打つ場所を内部で生成して UXPTMK/UYPTMKを呼んでいる. この作業用配列の制約から目盛を打つ最大数は 200以下でなければならない.
    3. このルーチンはラベルを描く場所を内部で生成して UXPLBL/UYPLBLを呼んでいる. この作業用配列の制約から描くラベルの最大数は 50以下でなければならない.
    4. NLBLとして4を指定する場合は, あらかじめULSXBL/ULSYBLによって ラベルを描く位置が指定されてなければならない.
    5. ラベルのフォーマットは,ULpGET/ULpSETが管理する内部変数 'IXTYPE', 'IYTYPE' (それぞれX軸,Y軸のフォーマット)で指定する (初期値はそれぞれ1: すべてのラベルに指数部をつける).

ULXSFM/ULYSFM

  1. 機能
    内部変数'IXTYPE'/'IYTYPE'が3または4のときに使用する フォーマットを設定する.
  2. 呼び出し方法
    CALL ULXSFM(CFMT)
    CALL ULYSFM(CFMT)
  3. 引数の説明
                                                                            
      CFMT   (C*(*))   文字書式仕様あるいは                                 
                       サブルーチンCHVAL(「MISC1」のマニュアルFMTLIB参照   
                       )が 解釈するオプション.                            
                                                                            
    
  4. 備考
    1. サブルーチンCHVALに渡すフォーマットは, ULXSFM/ULYSFMについてはサブルーチン
      ULXQFM(CFMT) / ULYQFM(CFMT)
      で参照することができる. 初期値はCHVALに固有のオプションである'B' (有効数字3ケタで文字化し,小数点以下に続く後方の0は取り除く; さらに小数点が最下位ならそれも取り除く).

ULSXBL/ULSYBL

  1. 機能
    ラベルを描く位置を指定する.
  2. 呼び出し方法
    CALL ULSXBL(BL,NBL)
    CALL ULSYBL(BL,NBL)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      BL    (R)   1桁の範囲に描くラベルの位置.                             
                  各要素の値は1以上で10より小さくなければならない.         
                  またBL(1)は1でなければならない.                          
                                                                            
      NBL   (I)   配列BLの長さ.                                            
                                                                            
    
  4. 備考
    1. ULXLOG/ULYLOGにおいてNLBLとして4を指定する場合は, あらかじめ本ルーチンによって ラベルを描く位置を指定しなければならない.
    2. BLの長さは9以下でなければならない.
    3. ラベルを描く位置は,X/Y軸についてサブルーチン
      ULQXBL(BL,NBL) / ULQYBL(BL,NBL)
      で参照することができる.
    4. 内部的に,ラベルを描く位置を得るルーチンとして ULXLBL/ULYLBLがある.

ULpGET/ULpSET(ULpSTX)

  1. 機能
    ULPACKサブルーチンパッケージで使用する内部変数を参照/設定する. ( ULpSTXは実行時オプションによる変更を許す.)
  2. 呼び出し方法
    CALL ULpGET(CP,IPARA)
    CALL ULpSET(CP,IPARA)
    CALL ULpSTX(CP,IPARA)
  3. パラメーターの説明
                                        
      CP      (C*8)   内部変数の名前.  
                                        
      IPARA   (I)     内部変数の値.    
                                        
    

    以下にCPとして指定できる名前のリストを記す.

                                                                            
      'IXCHR'                         (I)   X軸に関する2^nという形のラベル  
                                            で, ''の位置に使う文字番号.   
                                            DCL文字番号(「GRPH1」のマニュ  
                                            アル参照)で指定する.          
                                            初期値は195 (). [-1ex]0ex1ex}   
                                                                            
      'IYCHR'                         (I)   Y軸に関する2^nという形のラベル  
                                            で, ''の位置に使う文字番号.   
                                            DCL文字番号(「GRPH1」のマニュ  
                                            アル参照)で指定する.          
                                            初期値は195 (). [-1ex]0ex1ex}   
                                                                            
      'IXTYPE'                        (I)   X軸に関するラベルのフォーマッ   
                                            トを指定する.                  
                                            1から4の整数値が指定できる(初  
                                            期値は1)                        
                                            .                               
                                            それぞれの意味は次項で説明.    
                                            [-1ex]0ex1ex}                   
                                                                            
      'IYTYPE'                        (I)   Y軸に関するラベルのフォーマッ   
                                            トを指定する.                  
                                            1から4の整数値が指定できる(初  
                                            期値は1).                       
                                                                            
      1:                                                                    
      全てのラベルに指数部を付ける                                          
      .                                                                    
                                                                            
      例  1^3   2^3   5^3                                              
        1^4                                                               
                                                                            
      ただし,SGLGET/SGLSET(「GRPH                                         
      1」のマニュアル参照)が                                               
      管理する内部変数'LCNTL'が                                             
      .FALSE.のときには                                                     
      ^nのかわりにEnと表現する.                                            
                                                                            
      2:                                                                    
      10^n以外のラベルには指数部を                                          
      付けない.                                                            
                                                                            
      例  10^3   2   5                                                
        10^4                                                              
                                                                            
      3:                                                                    
      サブルーチンCHVAL(「MISC1」                                          
      のマニュアルFMTLIB                                                    
      参照)を使って全てのラベルを                                          
      文字化する.                                                          
                                                                            
      例  1000   2000   5000                                           
        10000                                                             
                                                                            
      4:                                                                    
      10^nのラベルのみCHVALを使う.                                         
      そのほかは2を指定したときと同                                         
      じ.                                                                  
                                                                            
      例  1000       2   5                                             
        10000 [-1ex]0ex1ex}                                               
                                                                            
    
  4. 備考
    1. 内部変数を管理するための下請けルーチンとして 以下のものがある.
                                                                          
        ULPQNP(NCP)         内部変数の総数NCPを求める.                   
                                                                          
        ULPQID(CP,IDX)      内部変数CPの位置IDXを求める.                 
                                                                          
        ULPQCP(IDX,CP)      IDXの位置にある内部変数の名前CPを参照する.   
                                                                          
        ULPQVL(IDX,IPARA)   IDXの位置にある内部変数の値IPARAを参照する.  
                                                                          
        ULPSVL(IDX,IPARA)   IDXの位置にある内部変数の値IPARAを変更する.  
                                                                          
      
    2. ULpGETは上に述べたULPQIDを呼んで 内部変数の位置を求め,ULPQVLによって値を参照する; ULpSETULPQIDを呼んで内部変数の位置を求め, ULPSVLによって値を設定する. したがって指定した内部変数名が見つからないとき, エラーメッセージはULPQIDが出力する.
    3. 'IXTYPE'/'IYTYPE'が3または4のとき, CHVALに渡すフォーマットはそれぞれ ULXSFM/ULYSFM で変更することができる.


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地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:08:49 EDT 1995