INDXLIB : 配列要素の検索

概要

与えられた配列中に,指定した値と同じ値をもつ配列要素が存在するかどうかを 調べ,その位置や個数を返す関数パッケージ.

ここでいう,配列における'位置'とは, それまでに調べた(今調べたものも含む)配列要素の個数のことである. 指定した値と同じ値をもつ配列要素が存在しないとき, 位置の値は0とする. したがって,調べる配列要素の個数をNとすると, 位置を調べる関数が返す値は,0以上N以下である.

関数のリスト

                                                                       
  INDXCF(CX,N,JD,CH)   CH(文字長は1)が 最初に現れる位置を求める.     
                                                                       
  INDXCL(CX,N,JD,CH)   CH(文字長は1)が 最後に現れる位置を求める.     
                                                                       
  INDXNF(CX,N,JD,CH)   CH(文字長は1以上)が                           
                       最初に現れる位置を求める.                      
                                                                       
  INDXNL(CX,N,JD,CH)   CH(文字長は1以上)が                           
                       最後に現れる位置を求める.                      
                                                                       
  INDXMF(CX,N,JD,CH)   CH(文字長は1以上)が                           
                       最初に現れる位置を求める.大文字・小文字を区別  
                       しない.                                        
                                                                       
  INDXML(CX,N,JD,CH)   CH(文字長は1以上)が                           
                       最後に現れる位置を求める.大文字・小文字を区別  
                       しない.                                        
                                                                       
  INDXIF(IX,N,JD,II)   IIが最初に現れる位置を求める.                  
                                                                       
  INDXIL(IX,N,JD,II)   IIが最後に現れる位置を求める.                  
                                                                       
  INDXRF(RX,N,JD,RR)   RRが最初に現れる位置を求める.                  
                                                                       
  INDXRL(RX,N,JD,RR)   RRが最後に現れる位置を求める.                  
                                                                       
  NINDXC(CX,N,JD,CH)   CH(文字長は1)が 何個あるかを求める.           
                                                                       
  NINDXN(CX,N,JD,CH)   CH(文字長は1以上)が 何個あるかを求める.      
                                                                       
  NINDXM(CX,N,JD,CH)   CH(文字長は1以上)が                           
                       何個あるかを求める.大文字・小文字を区別しない  
                       .                                              
                                                                       
  NINDXI(IX,N,JD,II)   IIが何個あるかを求める.                        
                                                                       
  NINDXR(RX,N,JD,RR)   RRが何個あるかを求める.                        
                                                                       

関数の説明

INDXCF/INDXCL

  1. 機能
    指定した文字(文字長は1)が最初/最後に現れる位置を求める.
  2. 呼び出し方法
    INDXCF(CX,N,JD,CH)
    INDXCL(CX,N,JD,CH)
  3. パラメーターの説明
                                                           
      CX       (C*(*))   調べる文字列.                    
                                                           
      N        (I)       調べる文字の個数.                
                                                           
      JD       (I)       調べる文字の間隔.                
                                                           
      CH       (C*1)     指定した文字(文字長は1).         
                                                           
      INDXCF   (I)       最初に現れる位置を与える関数値.  
                                                           
      INDXCL   (I)       最後に現れる位置を与える関数値.  
                                                           
    
  4. 備考
    1. なし.

INDXNF/INDXNL

  1. 機能
    指定した文字(文字長は1以上)が最初/最後に現れる位置を求める.
  2. 呼び出し方法
    INDXNF(CX,N,JD,CH)
    INDXNL(CX,N,JD,CH)
  3. パラメーターの説明
                                                           
      CX       (C*(*))   調べる文字列.                    
                                                           
      N        (I)       調べる文字の個数.                
                                                           
      JD       (I)       調べる文字の間隔.                
                                                           
      CH       (C*(*))   指定した文字(文字長は1以上).    
                                                           
      INDXNF   (I)       最初に現れる位置を与える関数値.  
                                                           
      INDXNL   (I)       最後に現れる位置を与える関数値.  
                                                           
    
  4. 備考
    1. JDは,調べる文字の先頭位置の間隔である. したがって,CHの長さがJDより長いとき 調べる文字の範囲に重なりができる.
    2. CXの長さは NJD+(LEN(CH)-JD) 以上でなければならない.

INDXMF/INDXML

  1. 機能
    指定した文字(文字長は1以上)が最初/最後に現れる位置を求める. 大文字・小文字を区別しないで調べる.
  2. 呼び出し方法
    INDXMF(CX,N,JD,CH)
    INDXML(CX,N,JD,CH)
  3. パラメーターの説明
                                                           
      CX       (C*(*))   調べる文字列.                    
                                                           
      N        (I)       調べる文字の個数.                
                                                           
      JD       (I)       調べる文字の間隔.                
                                                           
      CH       (C*1)     指定した文字(文字長は1以上).    
                                                           
      INDXMF   (I)       最初に現れる位置を与える関数値.  
                                                           
      INDXML   (I)       最後に現れる位置を与える関数値.  
                                                           
    
  4. 備考
    1. JDは,調べる文字の先頭位置の間隔である. したがって,CHの長さがJDより長いとき 調べる文字の範囲に重なりができる.
    2. CXの長さは NJD+(LEN(CH)-JD) 以上でなければならない.
    3. 文字の比較はLCHREQ ([here]節参照) によっておこなわれる.

INDXIF/INDXIL

  1. 機能
    指定した整数値が最初/最後に現れる位置を求める.
  2. 呼び出し方法
    INDXIF(IX,N,JD,II)
    INDXIL(IX,N,JD,II)
  3. パラメーターの説明
                                                       
      IX       (I)   調べる整数型配列.                
                                                       
      N        (I)   調べる配列要素の個数.            
                                                       
      JD       (I)   調べる配列要素の間隔.            
                                                       
      II       (I)   指定した整数値.                  
                                                       
      INDXIF   (I)   最初に現れる位置を与える関数値.  
                                                       
      INDXIL   (I)   最後に現れる位置を与える関数値.  
                                                       
    
  4. 備考
    1. なし.

INDXRF/INDXRL

  1. 機能
    指定した実数値が最初/最後に現れる位置を求める.
  2. 呼び出し方法
    INDXRF(RX,N,JD,RR)
    INDXRL(RX,N,JD,RR)
  3. パラメーターの説明
                                                       
      RX       (R)   調べる実数型配列.                
                                                       
      N        (I)   調べる配列要素の個数.            
                                                       
      JD       (I)   調べる配列要素の間隔.            
                                                       
      RR       (R)   指定した実数値.                  
                                                       
      INDXRF   (I)   最初に現れる位置を与える関数値.  
                                                       
      INDXRL   (I)   最後に現れる位置を与える関数値.  
                                                       
    
  4. 備考
    1. なし.

NINDXC

  1. 機能
    指定した文字(文字長は1)が何個あるかを求める.
  2. 呼び出し方法
    NINDXC(CX,N,JD,CH)
  3. パラメーターの説明
                                                     
      CX       (C*(*))   調べる文字列.              
                                                     
      N        (I)       調べる文字の個数.          
                                                     
      JD       (I)       調べる文字の間隔.          
                                                     
      CH       (C*1)     指定した文字(文字長は1).   
                                                     
      NINDXC   (I)       文字の個数を与える関数値.  
                                                     
    
  4. 備考
    1. なし.

NINDXN

  1. 機能
    指定した文字(文字長は1以上)が何個あるかを求める.
  2. 呼び出し方法
    NINDXN(CX,N,JD,CH)
  3. パラメーターの説明
                                                         
      CX       (C*(*))   調べる文字列.                  
                                                         
      N        (I)       調べる文字の個数.              
                                                         
      JD       (I)       調べる文字の間隔.              
                                                         
      CH       (C*1)     指定した文字(文字長は1以上).  
                                                         
      NINDXN   (I)       文字の個数を与える関数値.      
                                                         
    
  4. 備考
    1. JDは,調べる文字の先頭位置の間隔である. したがって,CHの長さがJDより大きいとき 調べる文字の範囲に重なりができる.
    2. CXの長さは NJD+(LEN(CH)-JD) 以上でなければならない.

NINDXM

  1. 機能
    指定した文字(文字長は1以上)が何個あるかを求める. 大文字・小文字を区別しないで調べる.
  2. 呼び出し方法
    NINDXM(CX,N,JD,CH)
  3. パラメーターの説明
                                                         
      CX       (C*(*))   調べる文字列.                  
                                                         
      N        (I)       調べる文字の個数.              
                                                         
      JD       (I)       調べる文字の間隔.              
                                                         
      CH       (C*1)     指定した文字(文字長は1以上).  
                                                         
      NINDXM   (I)       文字の個数を与える関数値.      
                                                         
    
  4. 備考
    1. JDは,調べる文字の先頭位置の間隔である. したがって,CHの長さがJDより大きいとき 調べる文字の範囲に重なりができる.
    2. CXの長さは NJD+(LEN(CH)-JD) 以上でなければならない.
    3. 文字の比較はLCHREQ ([here]節参照) によっておこなわれる.

NINDXI/NINDXR

  1. 機能
    指定した整数値/実数値が何個あるかを求める.
  2. 呼び出し方法
    NINDXI(IX,N,JD,II)
    NINDXR(RX,N,JD,RR)
  3. パラメーターの説明
                                                 
      IX       (I)   調べる整数型配列.          
                                                 
      RX       (R)   調べる実数型配列.          
                                                 
      N        (I)   調べる配列要素の個数.      
                                                 
      JD       (I)   調べる配列要素の間隔.      
                                                 
      II       (I)   指定した整数値.            
                                                 
      RR       (R)   指定した実数値.            
                                                 
      NINDXI   (I)   整数の個数を与える関数値.  
                                                 
      NINDXR   (I)   実数の個数を与える関数値.  
                                                 
    
  4. 備考
    1. なし.


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地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:00:59 EDT 1995