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概要

移動平均を計算するサブルーチンパッケージ.

サブルーチンのリスト

                                                                       
  VRRNM(RX,RY,N,JX,JY,NB)    移動平均を計算する                        
                             (GLpGET/GLpSETの管理する 内部変数'LMISS'  
                             が .TRUE.なら欠損値処理をする;            
                             .FALSE.なら欠損値処理をしない).          
                                                                       
  VRRNM0(RX,RY,N,JX,JY,NB)   移動平均を計算する                        
                             (欠損値処理をしない).                   
                                                                       
  VRRNM1(RX,RY,N,JX,JY,NB)   移動平均を計算する                        
                             (欠損値処理をする).                     
                                                                       

サブルーチンの説明

VRRNM/VRRNM0/VRRNM1

  1. 機能
    移動平均を計算する. VRRNMGLpGET/GLpSETの管理する 内部変数'LMISS'.TRUE.なら欠損値処理をする; .FALSE.なら欠損値処理をしない. VRRNM0は欠損値処理をしない. VRRNM1は欠損値処理をする. 欠損値は GLpGET/GLpSETの管理する 内部変数'RMISS'で決まる.
  2. 呼び出し方法
    CALL VRRNM(RX,RY,N,JX,JY,NB)
    CALL VRRNM0(RX,RY,N,JX,JY,NB)
    CALL VRRNM1(RX,RY,N,JX,JY,NB)
  3. パラメーターの説明
                                                                   
      RX       (R)   移動平均を計算する実数型の配列.              
                                                                   
      RY       (R)   計算結果を納める実数型の配列.                
                                                                   
      N        (I)   処理する配列要素の個数.                      
                                                                   
      JX,      (I)   配列RX,                                       
      JY             RYにおいて,処理する配列要素の間隔.          
                                                                   
      NB       (I)   移動平均をとるデータ長.                      
                                                                   
    
  4. 備考
    1. NBは1以上N以下,かつ奇数でなければならない.
    2. RX, RYにおいて,処理する第i番めの要素を RX_i , RY_i , また M = (NB-1)/2 とおくと, 移動平均の結果は,i=M+1からN-Mまでについては, RY_i = ( Σ_i=-M^MRX_i ) / NB , それ以外については欠損値 (GLRGET/GLRSETの管理する内部変数'RMISS' で決まる)が代入される. 欠損値処理をするような設定になっているときは, 欠損値でないデータについて平均値を計算する. このとき上式の分母にあらわれるNBは 欠損値ではないデータの個数となる. また,移動平均を計算する配列要素すべてが欠損値のときは 欠損値が返される.


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Latex Source


地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:02:39 EDT 1995