VSTLIB : ベクトルデータの統計処理

概要

1種類または2種類のベクトルデータを連続的に処理して 各種統計量を求めるサブルーチンパッケージ.

このパッケージは GLpGET/GLpSET (MATH1参照)の 管理する内部変数 LMISS.TRUE.とすると欠損値処理をおこなう.

サブルーチンのリスト

1種類のベクトルデータを処理するサブルーチン.

                                                   
  VS1INT(WZ,NW,IX)     初期化をおこなう.          
                                                   
  VS1DIN(WZ,NW,IX,X)   ベクトルデータを読み込む.  
                                                   
  VS1OUT(WZ,NW,IX)     結果を求める.              
                                                   

2種類のベクトルデータを処理するサブルーチン.

                                                        
  VS2INT(WZ,NW,IX,IY)       初期化をおこなう.          
                                                        
  VS2DIN(WZ,NW,IX,IY,X,Y)   ベクトルデータを読み込む.  
                                                        
  VS2OUT(WZ,NW,IX,IY)       結果を求める.              
                                                        

サブルーチンの説明

VS1INT/VS1DIN/VS1OUT

  1. 機能
    1種類のベクトルデータを連続的に読み込んで平均と分散を求める. VS1INTは初期化をおこなう. VS1DINはデータを読み込む. VS1OUTは結果を求める.
  2. 呼び出し方法
    CALL VS1INT(WZ,NW,IX)
    CALL VS1DIN(WZ,NW,IX,X)
    CALL VS1OUT(WZ,NW,IX)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      WZ   (R)   大きさが(IX,2)                                             
                 の2次元配列.                                              
                 VS1DINを呼んでいる間は作業領域として用いられ,             
                 VS1OUTを呼ぶと                                             
                                                                            
                 WZ(i,1)には平均が,                                        
                                                                            
                 WZ(i,2)には分散が,                                        
                                                                            
                 返される.                                                 
                                                                            
      NW   (I)   長さが(IX)                                                 
                 の1次元配列.                                              
                 何個のベクトルデータを処理したかを保持している.           
                                                                            
      IX   (I)   WZの第1次元の寸法, およびNW, Xの長さ.                    
                                                                            
      X    (R)   読み込むベクトルデータ.長さIXの配列.                     
                                                                            
    
  4. 備考
    1. なし.

VS2INT/VS2DIN/VS2OUT

  1. 機能
    2種類のベクトルデータを連続的に読み込んで平均と分散を求める. VS2INTは初期化をおこなう. VS2DINはデータを読み込む. VS2OUTは結果を求める.
  2. 呼び出し方法
    CALL VS2INT(WZ,NW,IX,IY)
    CALL VS2DIN(WZ,NW,IX,IY,X,Y)
    CALL VS2OUT(WZ,NW,IX,IY)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      WZ   (R)   大きさが(IX,IY,5)                                          
                 の3次元配列.                                              
                 VS2DINを呼んでいる間は作業領域として用いられ,             
                 VS2OUTを呼ぶと                                             
                                                                            
                 WZ(i,j,1)にはXの平均が,                                   
                                                                            
                 WZ(i,j,2)にはYの平均が,                                   
                                                                            
                 WZ(i,j,3)にはXの分散が,                                   
                                                                            
                 WZ(i,j,4)にはYの分散が,                                   
                                                                            
                 WZ(i,j,5)には XとYの共分散が,                             
                                                                            
                 返される.                                                 
                                                                            
      NW   (I)   大きさが(IX,IY)                                            
                 の2次元配列.                                              
                 何個のベクトルデータを処理したかを保持している.           
                                                                            
      IX   (I)   WZの第1次元の寸法, NWの第1次元の寸法,およびXの長さ.     
                                                                            
      IY   (I)   WZの第2次元の寸法, NWの第2次元の寸法,およびYの長さ.     
                                                                            
      X    (R)   読み込むベクトルデータ.長さIXの配列.                     
                                                                            
      Y    (R)   読み込むベクトルデータ.長さIYの配列.                     
                                                                            
    
  4. 備考
    1. なし.


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Latex Source


地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:03:00 EDT 1995