日付座標軸を描く

長年にわたるデータを解析した人なら, 日付軸をつけることの面倒くささは十 分ご承知でしょう. UCPACK を用いると, 閏年まで考慮した完璧な日付軸を容 易に作画することができます(UXYZ3).

axis04.f90
program axis04

  use dcl
  integer,parameter :: days=90
  type(dcl_date) :: date

    date%year = 1991
    date%month = 4
    date%day = 1

    call DclOpenGraphics()
    call DclNewFrame

    call DclSetWindow( 0.0, real(days), -1.0, +1.0 )
    call DclSetViewPort( 0.2, 0.8, 0.2, 0.8 )
    call DclSetTransFunction

    call DclDrawAxisCalendar( 'bt', date, nd=days )

    call DclDrawAxis( 'l', 0.25, 0.05 )
!    call DclSetParm( 'AXIS:labelyr', .true. )
!    call uysfmt( '(f6.2)' )
!!    call DclSetYLabelFormat( '(f6.2)' )
    call DclDrawAxis( 'r', 0.25, 0.05 )
    call DclDrawTitle( 'l', 'Correlation', 0.0 )

    call DclDrawTitle( 't', 'Calendar', 0.0, 2 )

    call DclCloseGraphics

end program


まず, 作画しようとする座標軸については, 日数を単位として正規化変換を設 定する必要があります. また, 座標軸の作画は, U-座標系において0に相当す る位置からおこなわれますから, この例の場合のように1996年1月1日から3月 31日まで91日分をビューポートいっぱいに割り当てたいときには, ウインドウ の両端値を UXMIN が 0.0, UXMAXRND(= 90)と指定し ます(12行め).

日付に関する座標軸は, サブルーチン UCXACL, UCYACL で簡単に 描けます. 最初の引数では, これまで通り, 座標軸を描く場所を指定します. 2番めの引数 ID0 は起日, つまり座標軸を描きはじめる最初の日です. 3行めのパラメータ文をみれば明らかなように, 8桁の整数(yyyymmdd)で指定 します. yyyyが年, mmが月, ddが日で, この場合 ID0=19960101 ですから, 起日は1996年1月1日となります. 最後の引数では, 何日間分を描く かを指定します.

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