ライブラリの再構築


Windows版もMakeでライブラリが再構築できるようになっています。ただし,まだ,Unix系のバージョンと統合が完全ではありませんので,Windows用に配布しているソースパッケージを使う必要があります。

C:\DCL−FORTRAN\SRCにソースがあるとするとそのディレクトリに移動して
configureとしてください。
その後,
nmake /F MakeFile.win
nmake /F MakeFile.win install
とすれば,ビルドされた後,インストールされます。
configureで,Fortranのバージョンに応じた環境設定がなされます。


最新


最新版のDCLが発表されたのち、dcl-winが作成されるので、いくぶんのタイムラグが存在する。これが気になる人には以下のように作業をされたい。ただし、大きな変更が加えられた際には、下記のようにいかないこともあると想像されるので注意されたい。

まず、環境変数を整えた後に\bin にある、winconf.batを実行する。すると、環境に応じた必要なファイルが用意される。ただし、その中の3つのファイルに含まれる5行については以下のように書き換える必要がある。この作業は、winconf.bat実行前に行うこと。忘れてしまった場合は、この書換の後に忘れず、winconf.batを実行すること。

%DSRC%\SRC\MATH1\SYSLIB内の*.gファイル内にある@マークから始まるパラメタを以下のように書き換える。

@INTMAX => Z'7FFFFFFF'
@REALMAX => Z'7F7FFFFF'
@REALMIN => Z'00800000'
@REPSL => 1.19221E-06
@DSPATH => "c:\dcl-fortran\dbase\"


ファイル構成


インストーラでインストールすると
    \dennou\bin\         実行ファイル, バッチファイルなど
           \dbase\       フォント, カラーマップ等のデータ
           \lib\std\     lib ファイル
           \lib\module\  module ファイル
           \macro\       秀丸用のマクロファイル

となっています。電脳倶楽部ライブラリを使うのに必要なものがすべて含まれています。

ライブラリをソースから作り直す必要があれば、青字のディレクトリにに加えてソースを展開する必要があります。dennouディレクトリでソースファイルを展開すると以下のようになります。ライブラリの再構築についてはこちらをご覧ください。

\dcl-fortran\bin\          実行ファイル, バッチファイルなど
            \dbase\       フォント, カラーマップ等のデータ
            \dcl-5.3.1\   dcl ver.5.3.1標準ソース
            \lib\            lib ファイル