DCPAM プロジェクトの目指すもの

DCPAM は 3 次元球面上のプリミティブ方程式に従う大気の大循環を計算するための 数値モデルである. DCPAM では, 地球, 火星, 木星などの惑星大気を想定した状況, 種々の理想的な状 況の計算を容易に実行できるようにすることをめざす. 加えて, 空間次元を低減させた 鉛直1 次元放射対流モデル・南北1次元エネ ルギーバランスモデル・南北高度 2 次元軸対称モデル・東西高度赤道断面 2 次元モデルのモデル群を同じ枠組で提供・整備する. これにより, 3 次元計算結果を解釈し, 理解を得るための活動の一助となる ことをめざす.

以上の目的を実現するためにコードの構造にも配慮しており, DCPAM では以下のソフトウエア的な要件を持たせることを目指している.

本プロジェクトにて開発された DCPAM は 地球流体電脳倶楽部 www サーバ を通じてネットワーク上に公開していく. その使用にあたっては, ライセンス規定を参照されたい.