放射MTGメモ(2010/04/23)

参加者

  • 倉本圭、はしもとじょーじ、 高橋康人、三上峻、大西将徳

研究の方針・進捗

  • Nakajima et al. 1992の再現
    • 考え方
      • 0. 対流圏は水蒸気が飽和(式10で不飽和、飽和は本質的でない)、成層圏は放射平衡
      • 1. 湿潤断熱減率の式(式4)より、T(p)、x_v(p)を決定
      • 2. 放射フラックスの式(式2,3)より、上向き、下向き放射を計算
      • 3. 放射convergenceが正になるところが対流圏界面。圏界面でのTtp、p*が決定(成層圏の構造に合うように放射を再決定)
      • 4. 成層圏での放射の式(式8)、光学的厚さの式(式9)より大気上端の放射を計算
    • Eddington 近似について
      • 1次元モデルで考えるために、放射の天頂角依存性を積分
      • eの肩の係数が3/2より5/3の方が観測に近い(3/2の導出は倉本先生のHP「大気と星の構造学」参考)
  • データの入出力
    • gtool5を使ってNetCDFで出力
    • 定数などはネームリストで与える
    • 林先生から豊田先生に飛んでいた、IO設計のメールのその後を確認
  • グリッド上の温度の与え方について
    • 温度はグリッド上(層の境界)で与える(dcpam5では層の真ん中で温度を与えている)
      • 放射計算をする場合、層の中も温度構造を与える方がよい。その場合、境界の温度から層の温度構造を与えるのが適当
      • GCMへ温度を与えるときには平均を計算すればよい。平均値から層の温度構造を復元するのは難しい
      • 放射の業界では境界で温度を与える方が主流

勉強会

  • 北大火曜ゼミは今週(4/24)はお休み
    • 次回は5/1(火) 13:00-14:30

次回の日程

  • 4/27(金) 10:30- (4/30が祝日のため)