放射MTGメモ(2013/04/08)

参加者

  • 倉本圭、はしもとじょーじ、濱野景子、高橋康人、三上峻、大西将徳

吸収係数の計算(大西)

  • line-by-line 放射計算プログラムの検証作業
    • 以前のプログラムには、物質量の計算に誤り、また圧力の単位変換に誤りがあった
    • 吸収係数の計算は、大気層の上端下端の吸収係数を、圧力で重みをつけて平均し、大気層の吸収係数とする方法に変更
    • 上記を改善したコードで、光学的厚さ計算結果の比較(LBLRTMと大西コードで US Standard Atmosphere の光学的厚さを計算)
      • 2600[cm-1]の波数で、大気最下層のレイヤーの光学的厚さ(線吸収のみ)
        • 大西コード: 8.57E-003
        • LBLRTM: 7.26036727428436279E-003
    • この違いが、何によるのかさらに確認を進める
      • 大気層の吸収係数を求める際の、補完の問題なのか、吸収係数の計算の問題か
        • 大気層の上下の吸収係数の間に、LBLRTMの吸収係数(光学的厚さ)が入っているか確認(物質量の見積もりは適度に)
    • はしもとじょーじさんに任意の、温度・圧力・組成で光学的厚さが計算できるコードを依頼
  • To Do
    • line-by-lineプログラムの検証作業
    • MT_CKD連続吸収プログラムの計算についても確認
    • 散乱過程の導入

木星大気の計算(高橋康)

  • 太陽放射を導入したプログラムの開発中
  • 雲形成について勉強中

タイタン大気の計算(三上)

  • 圏界面高度をパラメタとして計算を実行
    • 圏界面高度が5タイタン半径程度までは、放射計算によって温度構造が決定
    • それ以上になると、計算ができない(始めに与えた温度構造で決まってしまう)
      • Hill圏の温度の与え方に問題?

次回の日程

  • 2013/04/15(月) 9:00-