放射MTGメモ(2013/09/20)

参加者

  • 倉本圭、はしもとじょーじ、高橋芳幸、濱野景子、高橋康人、三上峻、大西将徳

line-by-line 放射計算プログラムの開発(大西)

  • US standard カットオフなし計算
    • 分子種ごとにMT_CKD model を使って分子ごとの連続吸収を計算
      • 10000 [cm-1] より高波数での連続吸収は O2, O3 による
      • 水蒸気のみの大気でカットオフなし計算をして, 25[cm-1] + 連続吸収の結果と比較してみる
  • line-by-line Nakajima et al., 1992 計算
    • 吸収断面積の温度依存性、圧力依存性について確認
      • 温度, 圧力に対して比較的なだらかな依存性を示している
      • 圧力依存性について pressure broadening との整合性を確認する
  • 散乱断面積テーブルの計算について
    • 圧力: 10^1 - 10^8 (一桁刻み), 温度: 200 - 2800 [K] (200[K]刻み) は終了している
  • mtg 資料
  • To Do
    • 吸収断面積の圧力依存性の確認
    • 吸収断面積の内挿アルゴリズムのテスト
    • 水蒸気のみ大気でのカットオフなし計算

木星大気の計算(高橋康)

  • H2, He 大気の放射対流計算について
    • 計算する波数を大きくすると放射対流平衡になってしまう
      • 拡散近似を光学的に薄いところに適用している
      • 放射平衡になった温度分布をみると、断熱減率よりも勾配がきつくなっている
      • まず放射対流平衡計算がうまくいっているかどうかを確認する

タイタン大気の計算(三上)

  • 吸収源に NH3 を導入
    • 蒸気圧はアントワン式
    • 断熱温度減率の式の定式化を完了
  • 系外惑星研究会(ハワイ)の予稿作成
    • 円盤中の微惑星が持つ原始大気の放射特性について
    • ポスター発表で投稿予定

次回の日程

  • 2013/09/30(金) 9:00-