放射MTGメモ(2013/11/11)

参加者

  • 石渡正樹、高橋芳幸、濱野景子、齊藤大晶、大西将徳

line-by-line 放射計算プログラムの開発(大西)

  • line-by-line Nakajima et al. のテスト計算
    • 計算アルゴリズム
      • 対流圏は湿潤断熱減率により温度を決定
      • 成層圏は温度一定を仮定
      • 成層圏のnet flux が 0 となるように対流圏界面を決める
    • H2O 大気、地表面温度 300[K] の条件で、対流圏界面を変化させて(50 - 3000 [Pa])、Flux の計算を行った
    • 対流圏界面を変化させても、成層圏でのnet flux が 0 となるような対流圏界面高度を得ることはできなかった
    • 成層圏でnet flux=0 となる圏界面高度を得られなかったのは、今回の計算範囲外(50 [Pa] 以下)に対流圏界面があった可能性がある
    • 濱野さんからのコメント
      • 地表が高温の水蒸気大気を条件とした計算では、圏界面の位置は 250 [K] 付近にあると仮定して計算している研究が多い
        • 例えば, Kopparapu+2013: 200[K], Goldblatt+2013: 215[K]
      • 濱野さんの計算条件は、地表温度: 800[K] 以上、地表大気圧: 数十bar 以上、対流圏界面温度: 150[K]
      • 地表面温度 280 [K] から2000 [K] まで同様の計算しているGoldblatt et al., 2013 も圏界面の位置を決めて計算している
    • 圏界面の位置をもっと上空に移動させて Flux の計算を試してみる
    • 地表温度を高くして(濱野さんの計算条件のように), 他の研究結果と比較してみる
  • mtg 資料

次回の日程

  • 11/18(月) 9:00-