放射MTGメモ(2014/05/26)

参加者

  • 石渡正樹, 高橋芳幸, 高橋康人, 齊藤大晶, 大西将徳

k-分布放射計算プログラムの開発(大西)

  • line-by-line コードの検証.
    • ICRCCM test の LBLRTM の結果と比較
      • 1. mid-latitude summer, CO2 300 ppmv
      • 2. mid-latitude summer, H2O without continuum
      • 3. mid-latitude summer, O3 9.6 & 14 μm band
      • 4. mid-latitude summer, H2O (no continuum), O3, CO2 300 ppmv
    • 最大10 [W/m2] 程度の違いがある (profile 2 の地表面下向きFlux は約 60 [W/m2] の違い).
    • LBLRTM と onishi モデルでは大気層中の分子の数の数え方が異なる.
      • LBLRTM と同様の数え方で onishi モデルの flux 計算をしても, 両モデルの差異はあまり変わらない.
    • 前回の計算では, HITRAN のバージョンが異なっていた.
      • HITRAN のバージョンを合わせたが, 両モデルの差異はあまり変わらない.
    • 放射計算の近似法の確認.
      • LBLRTM: flux angular integration: first moment quadrature: three-point (Clough et al., 1992)
      • onishi: 2 流近似.
    • 同じプロファイルによる他のモデルとの比較.
      • Ellingson et al., 1991 によれば, ICRCCM test に参加した他のモデルの結果の flux 平均(大気上端, 下端)は, onishi モデルと数 [W/m2] 程度の差.
      • profile 2 の地表面下向き Flux については, onishi モデルと, 他のモデルの結果は比較的近い. (LBLRTM の結果が大きく異なっている.)
    • dcpam の放射コードについて.
      • line-by-line 計算では, 地球計算でも波数によっては光学的に大きくなることがあり, 放射計算に注意が必要.
  • mtg 資料

木星大気の計算(高橋康)

  • dcpam の放射コードの導入を進めている.
  • ミー散乱のコード導入.
    • 光田さんのコードを確認中.

次回の日程

  • 6/2 (月) 9:00-