水面の波は水と空気の境界にできる. 空気より水の方が重いので, 水面が盛り上がったり,へこんだりすると, それをもとに戻そうとする復元力が生じる. これが,水面に波が起こる原因である.

同様のことは, 深さとともに連続的に流体の密度が高くなるような場合でも起こる. ある深さの水のかたまりを押し下げれば, 周りの水より軽いので浮力が生じ, 持ち上げれば逆に下向きに力が働く.

したがって, 密度変化が不連続であろうが,連続であろうが, 下の方が重くて安定に成層していれば

波が起こる

ことにはかわりはない.