gt4f90ioリファレンスマニュアル - 手続名のリスト

メッセージ・警告・エラーの出力 (dc_message モジュール)

2004/12/25 森川靖大


概要

dc_message はメッセージや警告、エラーを出力するためのサブルーチン群を持つ モジュールです。

書式

メッセージ・警告・エラーの出力

subroutine MessageNotify(level, where, message, &
                         & i, r, d, L, n, c1, c2, c3)
    character(*), intent(in)          :: level
    character(*), intent(in)          :: where
    character(*), intent(in)          :: message
    integer     , intent(in), optional:: i(:), n(:)
    real        , intent(in), optional:: r(:)
    real(8)     , intent(in), optional:: d(:)
    logical     , intent(in), optional:: L(:)
    character(*), intent(in), optional:: c1, c2, c3
end subroutine

subroutine MessageNotify(number, where, message, &
                         & i, r, d, L, n, c1, c2, c3)
    integer,      intent(in)          :: number
    character(*), intent(in)          :: where
    character(*), intent(in), optional:: message
    integer     , intent(in), optional:: i(:), n(:)
    real        , intent(in), optional:: r(:)
    real(8)     , intent(in), optional:: d(:)
    logical     , intent(in), optional:: L(:)
    character(*), intent(in), optional:: c1, c2, c3
end subroutine

メッセージ・警告・エラーを出力したい場合に用います。 標準出力に出力されます。

文字型変数 where にはプログラム名 (サブルーチン名) など、 プログラム内のどこでメッセージを出力するのかを示すものを与えます。

文字型変数 message には、出力したい文字列を与えます。 オプション変数 i, r, d, L, s, n, c1, c2, c3 を付加する事も出来ます。 詳細に関しては dc_string モジュールの CPrintf を参照して下さい。

文字型変数 level は出力するメッセージの種類を決める引数で、 'W' (または'Warning' など 'W' で始まる文字) を与える事で警告を、 'E' (または'Error' など 'E' で始まる文字) を与える事で エラー (メッセージ出力後プログラムを終了) を、 それ以外の文字を与える事で通常のメッセージを出力します。 なお、エラー出力する場合、 エラーコードUSR_ECHAR となります。

整数型変数 number に与えた数値は MessageNotify サブルーチンを 介して StoreError サブルーチンに 渡されます。数値がどのような意味を持つのかは エラーコード一覧 を参照して下さい。

出力結果は以下のようになります。

 *** MESSAGE [where] ***  message

 *** WARNING [where] ***  message

 *** ERROR (Code number) [where] ***  message