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ステップ2 - 属性(attribute)をつける

2003 年 8 月 21 日 地球流体電脳倶楽部


gtool4 では変数に属性をつけて情報を記録することができます. 記録するには

   
     call HistoryAddAttr(varname, attrname, value)
   

を呼ぶだけでできます. 第 1 引数が, 属性をつける変数名, 第 2 引数が属性名, 第 3 引数が属性の値です. 属性の型と次元は任意です. 文字型, 整数, 実数, 倍精度あるいは それらの配列でも属性として記録することができます. 内部で自動的に判定されて出力されます.

例えば温度の等値線間隔のデフォルト値を与えるには

   
     call HistoryAddAttr('temp','gt_graph_contour_spacing',(/0.0,1.0,0.01/))
   

とすれば良いです.

出力ファイル全体に対する属性 (NetCDF でいうところの大域属性, global attribute)を 指定するには, 属性名の先頭に'+' をつけて, 適当な変数に対して 出力することになります.

   
     call HistoryAddAttr('temp','+gt_user_davis_kappa',kappa)
   

属性をつける変数として 'temp' としているにもかかわらず 属性名に '+' がついてますので, ファイルには大域属性として出力されることになります.

そのような処理を施したプログラム例を こちらに示します.


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